欧州基準で選ぶフローリングメンテナンス|室内空気まで見ていますか?

フローリングの傷、くすみ、足ざわりの変化が気になってきた...
まず始めに考えるのは、「どうすれば床をきれいにできるか」ではないでしょうか。
でも、フローリングを長く心地よく使うために、もう一つ大切なものがあります。
それが、床の表面を守っている塗料・仕上げです。
塗料は、フローリングの見た目だけを整えるものではありません。日々の汚れの付きにくさ、傷への耐性、手入れのしやすさ、そして室内で過ごすときの臭いや空気への配慮にも関わります。
その傷・くすみ、本当に木だけが原因?
フローリングが古く見えると、「木が傷んだ」と思うかもしれません。
もちろん、床材自体の傷みが原因になることもあります。
ただ、毎日の暮らしで目にするくすみ、細かな傷、つやのムラ、汚れの残りやすさは、床のいちばん上にある表面仕上げの状態が関係していることも少なくありません。
フローリングは、木の上に塗料や仕上げの層があり、その層が日々の歩行、家具の移動、掃除、ペットの爪、飲みこぼしなどから床を守っています。
つまり、フローリングメンテナンスは、床を「磨く・直す」だけの話ではありません。
床の表面を、これからどう守るかを考えることでもあります。
傷・汚れを防ぐ「透明な保護膜」とは?

一般的な塗装フローリングでは、木の表面に薄い塗料の膜があります。見た目には目立ちませんが、
この膜が、家具を動かすときの擦れ、ペットの爪、飲みこぼし、日々の汚れから木の表面を守っています。
塗料の状態がよいと、汚れが木に入り込みにくく、普段の掃除もしやすくなります。
光の当たり方も整うため、床が明るくきれいに見えます。
反対に、表面の塗料が傷んだり薄くなったりすると、細かな傷が増えやすい、汚れが残りやすい、つやにムラが出る、といった状態につながります。
つまり、フローリングをきれいに保つための塗料は、色を付けるためのものではありません。
木の床を日常の傷や汚れから守り、掃除しやすい状態を保つための保護膜です。
そして、この保護膜は室内に使う仕上げ材でもあります。だからフローリングを整えるときは、見た目や耐久性だけでなく、どんな塗料を使うか、室内空気への配慮があるかまで確認する意味があります。
子ども・ペットがいる家ほど、塗料まで見るべき理由

大人は椅子やソファで過ごす時間が多くても、小さな子どもやペットは床に近い場所で長く過ごします。
床に座る、寝転ぶ、裸足で歩く。
だから、フローリングのメンテナンスでは、見た目や耐久性だけでなく、施工時の粉や臭い、室内空気への配慮も気になるところです。
使う製品の情報を確認すること。施工中の粉をどう抑えるか。換気をどうするか。
施工後、いつからいつもどおり床を使えるのか。
こうしたことまで含めて、子どもやペットが過ごすフローリングへの配慮になります。
フローリング用塗料の「GREENGUARD Gold」、何を確かめている?

GREENGUARD Gold(グリーンガード・ゴールド)は、製品から室内に出る化学物質について確認する認証の一つです。
室内で使う製品を選ぶときに、空気への配慮を確認するための目安になります。
フローリングのために塗料を選ぶとき、これは「床の表面をきれいに守りながら、室内空気への配慮も確認したい」という方にとって、見るべき情報の一つになります。
Goldhurstが採用しているBona(ボナ)は、フローリングの施工・メンテナンスに使う仕上げ材を手がける、スウェーデン発のブランドです。
その水性フローリング仕上剤はすべて、GREENGUARD Gold認証を取得しています。
例えば高耐久性で有名な2液型水性ポリウレタン塗料”BonaトラフィックHD”は、GREENGUARD Goldに加え、ほかの室内空気に関する評価情報も公開されています。
Bonaは製品ごとに、用途や認証内容を公開しています。
Goldhurstでは、床の状態とご家族の暮らし方に合う製品を選び、今回のフローリングに使う商品名と認証内容をご案内します。
F☆☆☆☆だけで足りる? 欧州が複数の物質を確認する理由

日本で建材の安全性を調べると、よく目にするのが「F☆☆☆☆(エフ・フォースター)」です。
ホルムアルデヒドとは、接着剤・塗料・木質建材などから空気中に出ることがある化学物質です。
室内の濃度が高くなると、目・鼻・のどへの刺激や頭痛など、いわゆるシックハウス(室内空気汚染)に関わる症状の一因になることが指摘されています。
だから、フローリングをきれいに仕上げるときも、「見た目がよいか」だけではなく、室内に出る化学物質をどこまで抑えられるかが大切になります。
特に、小さな子どもやペットが床に近い場所で過ごすご家庭、臭いに敏感な方やアレルギーが気になる方にとっては、確認しておきたいポイントです。
F☆☆☆☆(エフ・フォースター)は、このホルムアルデヒドが建材から出る量がとても少ないことを示す「星4つ」の表示です。
日本の建築基準法では、放散速度が5μg/㎡h以下のF☆☆☆☆材料は、居室の内装に使用する際の面積制限を受けません。
難しい数値を覚える必要はありませんが、フローリングや建材を選ぶときの大切な基準であり、主に見ているのはホルムアルデヒドです。
一方、
欧州には、ホルムアルデヒドだけでなく、塗料などから空気中に出るさまざまな成分を確認する仕組みがあります。
こうした成分の総称がVOC(揮発性有機化合物)です。
フランスのVOC表示では、28日後の試験でホルムアルデヒドを含む10物質と、VOC全体の量であるTVOCを確認します。
その中で最も厳しい結果によって、A+からCまでの表示が決まります。
A+は「空気に出る成分が非常に少ない」区分です。

単位や試験方法が異なるため、数値だけを並べて単純に優劣はつけられません。
ただ、ホルムアルデヒドだけでなく、複数のVOCやTVOCまで見ていることが、欧州の低放散性評価が厳しい理由です。
Bona Traffic HDは、フローリングの表面を保護する水性の仕上げ材です。
耐久性だけでなく、施工後の室内空気にも配慮した仕上げ材です。

公式のサステナビリティデータシートには、次の3つの評価が記載されています。
- EMICODE EC1:塗料から空気中へ出る成分が非常に少ないことを示す評価
- フランスVOC A+:VOC(塗料などから空気中に出る化学物質)の放散が少ないことを示す、フランスの室内空気表示
- GREENGUARD Gold:室内に放散される化学物質について、より厳しい基準で評価する認証
つまりBona Traffic HDは、床を傷や摩耗から守るだけの仕上げ材ではなく、
住まいの空気にも目を向けながら、フローリングを美しく長く使うための選択肢として、複数の評価情報を確認できる環境にも配慮した仕上げ材です。
そのため、「欧州基準のフローリングメンテナンス」は海外製の塗料を使うことではありません。
フローリングの仕上げ材について、どこまで室内空気を考えて評価されているかまで確認することです。
株式会社Goldhurstは、仕上がりだけでなく暮らし方までどう考える?

株式会社Goldhurstが大切にしているのは、床をきれいに見せることだけではありません。
フローリングの状態、どんな見た目にしたいか、子どもやペットがいるか、臭いや粉が気になるか。
こうした暮らしの条件まで確認し、Bonaの水性塗料やダストフリー研磨を活用しながら、床の仕上げを提案します。
たとえば、自然な木の見え方を残したいのか、日々の掃除のしやすさを重視したいのか、室内空気への配慮を優先したいのか。
同じフローリングでも、重視したいことによって、確認すべき塗料や仕上がりは変わります。
「どんな塗料を使うか」ではなく、「このフローリングを、これからどんなふうに使いたいか」から考える。
そこがGoldhurstのフローリングメンテナンスです。
工事はいつ終わる?より大切な「いつから使える?」

フローリングを張り替える場合は、今の床を撤去し、新しい床材を入れ、必要に応じて下地を整える工程が発生します。
株式会社Goldhurstのフローリングメンテナンスは、床の状態に合わせて表面を整え、塗装で仕上げる方法です。
既存の床をすべて撤去・交換する工程を抑えられるため、張り替えに比べて短い工期で進められる場合があります。
一般的なLDK30〜40㎡程度であれば、研磨とウレタン塗装は2日程度が目安です。
ただし、床の状態、施工面積、気温・湿度、使う塗料によって変わります。
株式会社Goldhurstでは、床を使い始めるタイミングまで予定に組み込みやすいよう、
使用する塗料、施工する広さ、換気の状況、お子さまやペットが床を使う予定を確認したうえで、使用開始の目安まで工程とあわせてご案内します。
においに敏感な方がいるご家庭や、ペットが別の部屋で過ごしにくいご家庭では、換気や生活動線も含めて早めにご相談ください。
後悔しないために。相談前に伝えたい4つのこと

次のことを整理しておくと、相談がスムーズです。
- 気になっている場所(傷、くすみ、つやのムラ、汚れなど)
- どんな見た目にしたいか(自然な木の感じ、落ち着いたつや、掃除のしやすさなど)
- 子ども、ペット、アレルギーなど室内環境で気になること
- いつ工事をしたいか、いつから床を使いたいか
そのうえで、「使う塗料の商品名」「認証・技術資料」「粉塵対策」「換気」「使用開始の目安」を確認してください。
フローリングを長く心地よく使うために、床材だけでなく、その表面を守る塗料まで見ておくこと。
それが、室内空気にも配慮したフローリングメンテナンスにつながります。
よくある質問
GREENGUARD Gold認証は、フローリングにとってどんな良さがありますか?
室内で使うフローリング用の仕上げ材について、空気への配慮を確認する材料になることです。
見た目や耐久性だけでなく、室内空気への配慮も考えてフローリングを整えたい方にとって、製品比較の目安の一つになります。
水性塗料なら、フローリングの臭いは気にしなくてよいですか?
水性塗料は臭いに配慮しやすい選択肢の一つです。
施工する広さ、換気、製品によっても感じ方は変わるため、Goldhurstでは使用する塗料と換気方法を確認し、使用開始の目安を工程とあわせてご案内します。
欧州基準のフローリングメンテナンスでは、何を確認すればよいですか?
実際に使うフローリング用塗料の商品名、認証・技術資料、SDS、粉塵対策、換気、使用開始時期を確認してください。
Bona Traffic HDのように複数の認証・規格の情報を公開している製品は、比較するときの目安になります。
見積もり前に、何を伝えればよいですか?
フローリングの場所と状態、希望する見た目、子どもやペットの有無、アレルギーなど気になること、希望時期を伝えましょう。
使用する塗料と、施工後の使用開始時期もあわせて確認すると、納得して進めやすくなります。

